日本全国には多くの景勝地がありますが、秋が深まると木々が色づき、山々は紅葉のシーズンを迎えます。山の空気や水は澄んでいて、そんな非日常空間に身を置くと、心身ともにリフレッシュします。
この記事では、トレッキング初心者におすすめの、紅葉の絶景6選をご紹介します。
千畳敷カール・木曽駒ヶ岳(信州中央アルプス)
駒ヶ岳ロープウェイは日本一の、標高差950mを誇るロープウェイで、通年営業(気象条件により停止)しており、誰でも気軽に高山地帯を訪れることが出来ます。
あまり大きなアップダウンもなく、木曽駒ヶ岳、宝剣岳、伊那前岳を周遊することができます。
木曽駒ヶ岳の頂上からは360度の大展望で、八ヶ岳や北アルプス、南アルプスまで見渡すことが出来ます。
紅葉の絶景と白い北アルプスのコントラストなんて最高ですね!紅葉の見ごろは9月下旬~10月上旬頃です。
鬼怒川・龍王峡(栃木県日光市)
龍王峡は栃木県の日光市、川治温泉と鬼怒川温泉の間に3㎞ほど続いている景勝地で、全国観光地百選渓谷の部第5位に輝きました!
ハイキングコースは、虹見の滝から川治温泉露天風呂までの全長6キロ、およそ3時間の散策コースです。
「虹見橋」からは、「虹見の滝」も見ることが出来るんですよ。
「虹見の滝」とは、晴れた日には滝の水が日光に反射して、虹をかけることから付いた名前だそうですよ
アクセス:龍王峡駅からバスで約5分。
東京からは、特急スペーシアで東武線浅草駅~下今市駅、約1時間40分。
下今市駅で会津鬼怒川線に乗り換えて、龍王峡駅まで約30分。
快速列車の場合、浅草駅~龍王峡駅まで、2時間30分。
石鎚山(愛媛県)
西日本最高峰の山、石鎚山は四国 、愛媛県に位置する標高1982mの山です。日本七霊山の一つで、山岳信仰の山として知られています。
頂上から眺める天狗岳1982mは最高です。山頂での紅葉の見頃は10月初旬頃になります。登山口のあたりの、見ごろは10月中旬頃になります。
アクセス:JR予讃線 伊予西条駅下車、せとうちバス「西之川」行きに乗り換え、「石鎚ロープウェイ前」下車
【車】:松山自動車道 いよ西条ICを降り、国道11号線を西へ。伊予氷見駅付近から県道142号線、12号線を南下すると石鎚ロープウェイ前に到着
大菩薩嶺(山梨県)
山梨県にある大菩薩嶺(標高2,057m)は、首都圏からアクセスも良く、週末は日帰り登山客で賑わう人気の山です。
富士山や南アルプスを望みながらの登山は最高です!南アルプスや八ヶ岳など、雄大な展望を楽しみながら山頂を目指しましょう。
バスで標高1,600m付近まで、気軽にアクセスでき日帰りも可能です。
おすすめコースは上日川峠(かみにっかわとうげ)から、唐松尾根を通って大菩薩嶺、大菩薩峠を回るコースで、紅葉や富士山を存分に堪能できるコースです。
上日川峠バス停前のロッヂ長兵衛から、福ちゃん荘までの登山道は、ゆるやかな登り坂で、このルートの紅葉は10月下旬から11月上旬が見頃です。
谷川岳一ノ倉沢・天神尾根
谷川岳は剱岳・穂高岳とともに、日本三大岩場の一つにも数えられるほど険しい山です。
群馬県と新潟県の県境に位置する谷川岳は、関東からも日帰りで紅葉登山が楽しめる日本百名山で、ロープウェイを使って初心者でも気軽に登山・ハイキングを楽しめますが、途中には岩場があるので注意が必要です。
谷川岳の中腹、標高1,317mに位置する天神平からは、眼前に谷川岳の山頂と山肌の木々が紅葉で色付き、一面に広がる絶景を楽しむことができます。
登山の場合は、ここから約2時間で谷川岳山頂に立つことができます。天神平は天神山の山腹にあり、ここから山頂手前の天神峠まで、片道約7分のリフトが運行しています。
ここから谷川岳山頂へ、登山を開始することもできます。紅葉の見ごろは10月上旬〜下旬にかけての約1ヶ月。
アクセス:
【上越新幹線】「上毛高原」駅下車−関越交通バス「谷川岳ロープウェイ」行きバス乗車(約50分)
【JR上越線】「水上」駅下車→関越交通バス「谷川岳ロープウェイ」行きバス乗車(約25分)
那須岳(栃木県)
那須岳は栃木県の北部に位置する、日本百名山にも認定されている山です。
ロープウェイの中からも美しい紅葉が望めるので、お子様連れにもおすすめです。牛ヶ首から姥ヶ平を見下ろすと、一面赤や黄色に染まる紅葉の絨毯が、姥ヶ平では、美しい紅葉と噴煙を上げる茶臼岳が望めます。
紅葉の見ごろは那須ロープウェイ山麓駅周辺:10月上旬~中旬
アクセス:
【電車とバス】
新幹線「那須塩原」駅もしくはJR東北本線「黒磯」駅−関東バス「那須線」乗車−「那須ロープウェイ」バス停にて下車
【高速バス(那須・塩原号)】
バスタ新宿にて高速バス「那須温泉」行き乗車−関東バス「那須線」に乗り換え−「那須ロープウェイ」バス停にて下車
山の天気は急激に変化することも多いため、必ず雨具の用意はして行きましょう。また初級者向けコースだからといって安易に考えず、登山用の服装で行くことをおすすめします。
トレッキングは少しきついかもしれませんが、絶景を眺めながら頂上まで登った時の達成感はきっと感無量でしょうね!
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